皮肉屋の司法試験

このブログは、(弁護士会に騙され)ローへ進学した、哀れなロー卒二人がお送り致します。

四方山話 今更ダットサン編

我らが母校で、ダットサン(我妻先生の書いた民法の教科書シリーズ。とてもコンパクト)が流行り始めたと聞いて、唖然とする!笑

まぁ悪くないとは思うけど、古くないか…と不安に思うも、実は改訂してない内田よりは新しいらしい笑
一体今は昭和何年なんだよ笑笑

どーやら新しく来たチューターが使用して居た基本書がダットサン。それで流行ったのかと。

でも、いいんですよね。ダットサンも。中身は。
むしろ特に理由もなく新しい基本書を使用すべきだという脳みそこそ実は危険で、司法試験で問われる知識は最新の議論ではなく昭和40年代の最高裁判例なわけですよ。そしたらさ。

逆に、ダットサン記載の知識のみで司法試験合格レベルの答案が書けるか、誰か検証して欲しい。これでダメならみんなの為にもなるし。

という事で何を伝えたかったかと言うと、基本書が古かろうがなんだろうが、そこで合否は決まらないのではないか。好きな本使えよという四方山話と、司法試験終わったら集中的に補訂します(主にバベルとALEX)という約束された予告。なんか結構、無視できないレベルでアクセス数が増えてきててプレッシャー感じる…

【H29決定版】推奨全科目基本書(追記2)

読んだ本の愚痴を書くブログなので、オススメの基本書とか本当は書きたくないんだが、あんまりにも色々聞かれてウンザリしたのでここにまとめます。ウンザリしててもまとめちゃう僕偉い。

以下、初学者あるいは基礎固めのスタートとしての基本書を提示。その余は問題集や百選でカバーできます大体は。 

文責88

【追記】
水を差すようで申し訳ないが、88の記載部分に私の方から補足。。

【追記2】
「この程度の薄さだと不安」という後輩諸君からの要望を多数受けました。
 不安は、勉学における最大の敵です。この不安要素を削ぐ事こそ、司法試験の勉強の本質です。万が一この基本書が不安という方は、当ブログの妄言に左右されず、各科目ページを参照し、これらに記載する基本書を使えば宜しいでしょう。勿論当ブログの方針に合わなければ、聞き流すべきです。
 私たちは、他の予備校講師のように断定的な事は言いません。合否は基本書に左右されないからです。皆様の勉強スタイルに合った基本書こそ、最適な基本書なのです。
 昨今は基本書を肯定的に紹介するブログが目立ち、その中で受験生は選択する能力を奪われています。どれも良いと言われると、人間は選択出来なくなるのです。その中で私たちは、基本書に対して無茶苦茶難癖をつける事で、その状態に揺さぶりをかけられれば、それは当ブログの趣旨から外れますが効果的な副産物であるでしょう。
 重要なのは、自分に合った基本書です。数多のブログは参考資料であり考慮要素ではありません。貴方にとっての基本書は、予備校本か、問題集かもしれません。
書き方が重要な科目。この程度で基礎知識は充分。問題集で保管したけりゃどうぞ。間違っても憲法自信ニキの話は聞くな。潰れるぞ。上位合格者の大半が、基本書すら読んでないという暴言を吐き捨てる意味を考えろ。

【行政法】
あとは過去問やって判例読めばおk


【民法】
家族法以外はこのシリーズ(物権は改正法対応)と百選でいい。潮見一冊はベテじゃなきゃ読み下せない。

【会社】
組織再編は薄いので参考書で補完


【民訴】
これと百選解説、問題集でカバー可

【刑法】
各論もこのシリーズ。基礎はこれで作って、あとは問題集でカバー


こちらのシリーズ、特に各論が良い。最新判例は判例集で押さえること。
平易な言葉で理屈を説明できるようにすることが急務な科目。正確性は後から問題集等でFixできます。


【刑訴】
暫定でこれ。一罪一逮捕らへんは無視して別で補完。

刑事訴訟法の基本書【2018.3.12 追記】

刑訴は百家争鳴なので説明の仕方にも違いが。結局好き嫌いになってしまうけれども、そこは自分で要判断。


判例講座 刑事訴訟法〔捜査・証拠篇〕
川出敏裕

川出ェーーーッ!!!訴因訴因ーーーッ!!
 訴因を書き忘れた刑訴界のうっかり八兵衛こと川出先生による分かりやすい刑訴の解説書。よって他で要補完。百選持ってるなら解説で乗り切れるかも?
 内容は平易でとても分かりやすい。論理展開がシンプル。上口より語り口が柔らかい。しかし平易すぎてイメージは沸くが、論証描きづらいとの意見も。好き嫌いやね。


刑事訴訟法
上口 裕

これでよかんべ
今初学者として戻るなら、これを使おうかなというところ。論理展開がシンプルで論証向き。テイストとしては山口刑法に似ているか?
かなり分厚く、内容は学説祭り。だがしかし、上口先生ははしがきで「自分のとる学説だけ読みなさい」と言ってくれており、むしろ学説はロー等で学習する生徒へ向けた優しさなのかもしれない。




院の窓から大暴投シリーズ第二弾!
網羅性はあるが何言ってるのかちょっと分かんないです。訴因の所は論旨不明もいいとこ。
(追記)
管理人らの議論の結果、以下の点を追記すべきとの意見があった。
・体系的な記載は、その論点の立ち位置を確かめるのに役立つ
・論理展開が簡明な部分もある(捜査の一罪一逮捕の原則以外)
・証拠は概ね可
・其の外は本文に賛同する。





あわや大事故!ベンチ直撃ギロチン打法!受験生「生きた心地がしなかった」
しゃしゃるAさん、クソ生意気なB君と、聞いてもない事答えるアスペ先公が織りなすめくるめく刑訴のラビリンス。解説を全編会話にした迷采配に、基本書スカウトもクリビツテンギョウ。手を出したら最後、合格者への劣等感に苛まれながらページをめくる事になる。
 




表紙が緑色なのはギャグなのかなんなのか。誰か突っ込んでやれ。尚、得るものはない。




刑訴界の三八式歩兵銃。
かつて流行った基本書。悪くないが良くもない。ところどころ特殊な説明の仕方があり、好き嫌いが分かれる。オススメはしない。

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